当社は昭和52年にブロック工事業として事業をスタートさせました。
当時はマンションの部屋の間仕切りにコンクリートブロックを使用していた現場数多く、ブロックの他、セメントや骨材といった資材を荷揚げすることが一般的でした。そこで創業者である父が自社の職人さんの作業効率アップを目的として予め骨材を袋詰めにすることを考えました。現場に持ち込むと他の業者さんからも依頼が入るようになり、それならばと製品化したのが当社のパッキング事業の始まりです。その後本業であるブロック工事業よりも骨材の袋詰め販売の方が主業となり、家族経営で小さい会社ながらも順調に事業を営んでおりました。しかし家業を手伝っていた私の中では常に「誰でもできる仕事」「他社がすぐに模倣できる仕事」というコンプレックスがあり、いつも漠然とした不安を抱えておりました。何せ実際に大した設備はありませんでしたから。

「弱み」を「強み」に
そこで私が事業を引き継いだ後、弱点を利点に変える方針を打ち出しました。パッキング事業そのものは単純ですが、様々な業界で不可欠な仕事です。長年の経験を活かし骨材だけでなくその他の物もパッキングできるようにしようと考えた私は、肥料などの園芸資材やペット関連資材など常に新しいことに取り組みしました。100g程度の小さな製品、1tもある大型の製品、乾燥している材料、含水率の高い材料、粘性の高い材料、液体、またはそれらを混ぜる製品など様々なパターンがあります。それらをパッキング可能にすることで自分が感じていた弱みを強みに変えることが出来るのではないかと考えたのです。 現在ではお陰様でたくさんの取引先様から依頼を受け、自社製品のみならずOEM製品についても積極的に取り組みを行っております。まだまだ道半ばではありますが、単純に製造するだけでなく、原料の調達から製品の保管、配送までワンストップで完結できる企業というのが強みになりつつあると感じています。

常に新しいことにチャレンジを
仕事は「楽しんで」やろう
弊社の社員には仕事は楽しくやろうと話しています。そのためには職場の環境づくりが大切と考えています。社員がやりがいを感じ、働きやすい環境を整え、何より楽しく仕事を行う事で取引先様、その先のお客様すべてを幸せにすることができるのではないかと考えています。今後も失敗を恐れることなく新しいことにチャレンジして、地域社会にも貢献できる企業を目指します。ナンバーワン企業を目指すのではなく皆様に必要とされるオンリーワン企業、そして働くことが楽しい企業として邁進いたします。今後も皆様の変わらぬご支援をお願いするとともに、当社のさらなる飛躍にご期待ください。